SEO・集客のやり方

SEOレポートのテンプレート|検索の数字をまとめる項目

SEOレポートは、アクセス解析レポートと似ているようで見る数字が違います。アクセス解析が「サイトに来たあと」を扱うのに対し、SEOレポートは「検索結果でどう見られているか」=サイトに来る前に集中します。

この記事では、検索の数字に絞ったテンプレートの項目と、その読み方の型をお伝えします。サイト全体のレポートはアクセス解析レポートのテンプレート|そのまま使える項目リストにまとめています。

SEOレポートに載せる項目

数字の出どころは基本的にサーチコンソールです。次の構成で足ります。

サイト全体(4指標)

項目意味記入例
表示回数検索結果に出た回数5,200(前月比 +18%)
クリック数実際に押された回数180(前月比 +5%)
クリック率(CTR)クリック数 ÷ 表示回数3.5%(前月 4.0%)
平均掲載順位表示されたときの平均の順位18.2位(前月 21.5位)

クエリ別・ページ別(各上位10件)

  • クエリ別:どんな検索語で表示されているか。表示回数順に10件。
  • ページ別:どのページが検索から見られているか。同じく10件。

記入欄(2行)

  • 今月わかったこと
  • 次にやること

アクセス解析レポートと同じで、この2行が空のレポートは判断に使われません

ポイント

SEOレポートの数字はサーチコンソールが主役。GA4を混ぜるなら「検索経由のセッションとコンバージョン」だけに絞る。

4つの指標は組み合わせて読む

単独の数字を見ても、良し悪しは判断できません。組み合わせで意味が変わります。

パターン読み取れること次の一手
表示回数↑ クリック数→表示は増えたが選ばれていないタイトル・説明文の見直し
表示回数→ クリック数↓順位が落ちたか、競合が強くなった上位ページの内容を確認
表示回数↑ 平均順位↓新しい語で表示され始めた可能性悪化とは限らない。クエリ別を確認
表示回数↓ 平均順位→検索需要そのものが減っている季節性か、テーマの寿命かを判断

3行目は誤解されやすい部分です。平均掲載順位が下がっても、悪化とは限りません。新しいキーワードで下位に表示され始めると、平均は下がります。母数が増えた結果なので、表示回数とセットで見てください。

サーチコンソール自体の見方はサーチコンソールの使い方|検索の数字を次の一手に変えるで解説しています。

改善の優先順位は「表示回数が多くCTRが低いページ」

限られた時間で進めるなら、手を付ける順番が重要です。

  1. 表示回数が多く、CTRが低いページ:すでに表示されているので、タイトルと説明文を直すだけで数字が動きます。最も費用対効果が高い部分です。
  2. 平均順位が11〜20位のページ:あと少しで1ページ目に入る位置。内容の追記で届く可能性があります。
  3. 表示回数が伸びているクエリ:需要が立ち上がっている領域。専用ページを作る判断材料になります。

順位を上げること自体を目標にせず、すでにある表示回数を活かすほうが早く結果が出ます。

注意

掲載順位は日々変動します。1日だけの数字で判断せず、28日間などの期間平均で見てください。中小企業のサイトでは母数が小さく、単日の変動は誤差になりがちです。

週次か月次か

SEOレポートは月次が基本です。検索の数字は変動が大きく、週単位では判断を誤りやすいためです。

ただし、記事を継続的に公開している場合は、週次で表示回数だけ確認する運用が有効です。公開した記事が検索結果に出始めたかどうかは、表示回数を見れば分かります。

  • 週次:表示回数のみ(公開記事の立ち上がり確認)
  • 月次:4指標+クエリ別・ページ別+考察

アクセス解析レポートと分けるべきか

担当者が1人であれば、無理に2つ作る必要はありません。1つのレポートに「検索」セクションを設ける形で十分機能します。

分けたほうがよいのは、報告先が違う場合です。経営層への月次報告と、自分の施策判断用のレポートは、必要な粒度が異なります。

毎月まとめる作業をなくす

ここまでの項目は、サーチコンソールとGA4を開けば揃います。ただし、毎月これを集めて突き合わせる時間は別途必要です。表示回数・CTR・順位をクエリ別に並べ、前月と比較する——この作業だけで1時間以上かかることも珍しくありません。

週報AIは、GA4・サーチコンソール・Microsoft Clarityのデータを毎週自動で取得し、検索の数字の変化と、次にやることまで日本語のレポートにしてメールで届けます。この記事の「今月わかったこと」「次にやること」が最初から書かれた状態で届く形です。

実際のレポートの中身は無料サンプルで確認できます。

まとめ

SEOレポートのテンプレートは、サーチコンソールの4指標+クエリ別・ページ別+記入欄2行が基本形です。

  • 表示回数・クリック数・CTR・平均掲載順位は組み合わせて読む
  • 平均順位の低下は、新しい語で表示され始めた結果のこともある
  • 改善は「表示回数が多くCTRが低いページ」から着手する
  • 基本は月次、記事公開が続く時期は週次で表示回数だけ確認

順位を追うことではなく、すでにある表示をクリックにつなげることが目的です。

よくある質問

SEOレポートには何の項目を載せればいいですか?

サーチコンソール由来の4項目が基本です。表示回数、クリック数、クリック率(CTR)、平均掲載順位。これにクエリ別とページ別の上位10件を加えます。GA4の数字を混ぜる場合は、検索経由のセッションとコンバージョンだけに絞ると、検索の話が薄まりません。

SEOレポートとアクセス解析レポートは分けるべきですか?

目的が違うなら分けたほうが読みやすくなります。SEOレポートは検索での見え方(サイトに来る前)に集中し、アクセス解析レポートは来訪後の行動まで扱います。ただし中小企業で担当者が1人なら、1つのレポートに検索セクションを設ける形でも十分機能します。

平均掲載順位はどう読めばいいですか?

単独の数値ではなく、表示回数とセットで見ます。順位が下がっても表示回数が増えている場合は、新しいキーワードで表示され始めた結果として平均が下がっただけのことがあります。逆に順位が横ばいで表示回数が落ちているなら、需要そのものが減っている可能性を疑います。

クリック率が低いページはどう改善しますか?

表示回数が多くクリック率が低いページから手を付けます。検索結果に出るタイトルと説明文が、そのキーワードで探している人の疑問に答えているかを確認してください。順位を上げるより、既に表示されているページのタイトルを直すほうが短期間で効果が出やすい部分です。

SEOレポートはどのくらいの頻度で作るべきですか?

月次が基本です。検索順位や表示回数は変動が大きく、週単位では判断を誤りやすいためです。ただし記事を継続的に公開している場合は、公開直後の反応を見るために週次で表示回数だけ確認する運用も有効です。

サイトの数字を見るのをやめて、AIに読ませませんか?

この記事の運営者が開発した「週報AI」は、GA4・サーチコンソール・Clarityのデータを毎週AIが分析し、"次にやること"まで日本語レポートで届けるサービスです。