アクセス解析入門

サーチコンソールのプロパティを削除するには?消す前の確認

「サイトを閉じたので、サーチコンソールに残ったプロパティを消したい」

「担当を外れたサイトのプロパティが、一覧に5つも残っていて紛らわしい」

「削除したら、Googleの検索結果からもサイトが消えてしまわないか心配……」

サーチコンソールのプロパティの削除を調べて、そう迷った方に向けた記事です。

先に答えを書きます。サーチコンソールのプロパティは、設定ページの「プロパティを削除」で消せます。

ほかに所有者が残っていれば、消えるのは自分の一覧からだけです。ただし、自分が最後の所有者なら、ほかの全員もアクセスできなくなります。

この記事では以下の3つを解説します。

  1. プロパティを削除する手順と、削除で起きること
  2. 検索結果から消すことと、プロパティの削除の違い
  3. 消したあとに戻す方法と、ほかの人のアクセスを外す方法

読み終える頃には、プロパティを消してよいかと、消す前に何を確かめるかを判断する材料が揃います。

なお、画面の配置や項目の名前は更新されることがあります。操作の手順は提供元のヘルプで確かめるのが確実です。

プロパティは、設定ページの「プロパティを削除」で消せます

サーチコンソールのプロパティは、そのプロパティの設定ページにある「プロパティを削除」で消せます。所有者もユーザーも、自分の一覧からプロパティを消せます。

手順は、次の3つです。

  1. サーチコンソールで、削除したいプロパティを選ぶ
  2. そのプロパティの設定ページを開く
  3. 「プロパティを削除」を押す

削除の対象は、設定ページを開いたプロパティです。

サーチコンソールで普段見る数字は、サーチコンソールの使い方|検索の数字を次の一手に変えるにまとめました。

削除すると、通知と表示が止まり、メッセージの履歴は残ります

プロパティを削除すると、通知が届かなくなり、一覧と中身が見えなくなります。公式のヘルプが挙げている影響は、次の4つです。

項目削除したあと
通知送られなくなる
一覧自分の一覧に表示されなくなる(ほかに所有者がいれば、ほかの人には影響しない)
情報と設定プロパティの情報が見られなくなり、設定も開けなくなる
メッセージの履歴残る

気をつけたいのは、2行目の「ほかに所有者がいれば」という条件です。ほかに所有者が残っていれば、ほかの人には影響しません。

ところが、自分が最後の所有者だと話が変わります。そのプロパティのすべてのユーザーが、サーチコンソールでアクセスできなくなります。

所有者が自分のほかにいるかを確かめる場所は、設定の「ユーザーと権限」のページです(このページは、所有者にだけ表示されます)。確認済みの所有者がいないプロパティには、ユーザーがアクセスできないため、ほかの所有者に「確認済み」と表示されているかも見ておきます。サイトを作った制作会社と、依頼した側の両方が所有者になっていることもあるので、消す前に一覧を開いて名前を見ておきます。

注意

消す前に、そのプロパティの所有者が自分のほかにいるかを確かめます。自分しかいないなら、ほかのユーザーの画面からも見えなくなります。

検索結果から消したいなら、使うのは非表示ツールです

プロパティの削除は、ヘルプを見るかぎり、サーチコンソールの中の話です。公式のヘルプが挙げる削除の影響は、通知・一覧・情報と設定・メッセージの履歴のことで、Google検索の結果への掲載には触れていません。

Google検索の結果からページを一時的に消したいときに使うのは、別の非表示ツールです。

したいこと使うもの
サーチコンソールの一覧からサイトを外すプロパティの削除
Google検索の結果からページを一時的に消す非表示ツール(約6か月)

非表示ツールで消せるのは、約6か月の一時的なものです。期間が過ぎると、ページは再び検索結果に出るようになります。

ずっと消しておくには、別の手順が必要です。また、非表示ツールで指定できるのは、自分が所有しているプロパティの中のURLです。検索結果から消す作業が残っているなら、プロパティの削除はそのあとに回すほうが手間がかかりません。

冒頭の「検索結果からも消えてしまわないか」という心配は、この2つを分けて考えると整理できます。

確認のタグを消さなければ、あとから戻せます

プロパティを削除しても、あとから追加し直せます。確認済みの所有者がいる限り、同じプロパティを追加すれば、確認をやり直さずに使える仕組みです。

自分が確認済みの所有者なら、所有権の確認に使ったもの(トークン)も削除できます。

確認に使った方法消すもの
HTML タグサイトのトップページに入れたタグ
ドメインの確認ドメインホストに入れた TXT の確認エントリ

トークンを消さなければ、同じプロパティを追加して「確認」を押すと、また使えるようになります。消すのは、サイトを閉じるなど、二度と使わないときだけです。

ただし、消してよいのは自分のトークンだけです。ほかの人のトークンを消すと、その人のアクセスも外れてしまいます。

ほかの人のアクセスを外すなら、ユーザーの登録を外します

担当を外れた人のアクセスを止めたいときは、プロパティを消すのではなく、その人の登録を外します。自分の一覧からプロパティを消しても、ほかに所有者が残っていれば、相手のアクセスは止まりません。

所有者は、ほかのユーザーのアカウントからもプロパティを外せます。外すと、その人はそのプロパティにアクセスできなくなる仕組みです。ただし、相手が確認済みの所有者で、確認のトークンが残っている場合は、相手が所有権を再確認して、アクセスを戻せます。

権限の種類と、外部に渡したアクセスの外し方は、サーチコンソールの権限付与|3種類の違いと外部に渡すときの判断で扱っています。

ポイント

消す前に確かめるのは、所有者が自分のほかにいるか、検索結果から消したいのか一覧から外したいのか、の2つです。

とはいえ、整理したあとのプロパティの数字を毎回開いて、前の週と見比べるのは手間のかかる作業です。私たちが運営する週報AIは、GA4とサーチコンソールのデータをAIが毎週(ライトプランは月1回)自動で取得し、「今週何が変わったか・なぜか・次に何をすべきか」を専門用語を使わない日本語でお届けします。

よくある質問

サーチコンソールのプロパティは、どうやって削除しますか?

削除したいプロパティの設定ページを開き、「プロパティを削除」を押します。所有者もユーザーも、自分の一覧からプロパティを削除できます。

プロパティを削除すると、ほかの人にも影響しますか?

ほかに所有者が残っていれば、影響しません。自分の一覧から消えるだけです。ただし、自分が最後の所有者なら、そのプロパティのすべてのユーザーがアクセスできなくなります。

プロパティを削除すると、Googleの検索結果からサイトが消えますか?

公式のヘルプが挙げる削除の影響は、通知・一覧・情報と設定・メッセージの履歴のことで、検索結果への掲載には触れていません。検索結果からページを一時的に消すときに使うのは、別の「非表示ツール」です。

削除したプロパティを元に戻せますか?

戻せます。確認済みの所有者がいる限り、同じプロパティを追加し直せば、確認をやり直さずに使えます。所有権の確認に使ったタグなどを消していなければ、自分のアクセスも戻せます。

担当を外れた人のアクセスを止めたいときも、プロパティを削除しますか?

いいえ。その場合は、プロパティを消すのではなく、その人のユーザーや所有者としての登録を外します。プロパティを消しても、ほかに所有者が残っていれば、相手のアクセスは止まりません。

まとめ

  • プロパティは、設定ページの「プロパティを削除」で消せる。所有者もユーザーも、自分の一覧から消せる
  • 削除すると、通知が止まり、一覧・情報・設定が見えなくなる。メッセージの履歴は残る
  • ほかに所有者がいれば影響は自分だけ。最後の所有者なら、全員がアクセスできなくなる
  • Google検索の結果から消すのは、プロパティの削除ではなく非表示ツール(約6か月の一時的なもの)
  • 確認のトークンを消さなければ、あとから戻せる。ほかの人のアクセスを外すなら、ユーザーの登録を外す

プロパティを消す前に、まずそのプロパティの所有者が自分のほかにいるかを確かめてください。そこが分かれば、消してよいかの判断はすぐにつきます。

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