アクセス解析入門

GA4でデバイス別のアクセスを見る|スマホとパソコンの割合と、比べるときの注意

「スマホとパソコンで、どれくらいの割合で見られているのか知りたい」

「デバイス別の数字を出したいのに、探索レポートの作り方が分からない」

「スマホだけ数字が低いけれど、直したほうがいいのか判断できない」

GA4でデバイス別の数字を見ようとして、そう迷った方に向けた記事です。

先に答えを書きます。デバイス別の数字は、探索レポートを作らなくても標準のレポートで見られます。

割合を見るなら「ユーザーの環境」の概要、ほかのレポートをスマホだけに絞るなら「比較」です。

この記事では以下の3つを解説します。

  1. デバイス別の数字が出ている場所
  2. 割合を読むときに確かめること
  3. スマホとパソコンの数字を比べるときの順番

読み終える頃には、スマホの数字が低いときに、直すべきかどうかを判断する材料が揃います。

なお、画面の配置や項目の名前は更新されることがあります。操作の手順は提供元のヘルプで確かめるのが確実です。

この記事は、開いたあとに何を確かめるかに絞ります。

デバイス別の数字は、標準のレポートにあります

パソコン・モバイル・タブレットといったデバイスの種類は、GA4がアクセスごとに自動で記録している項目です。この項目をデバイス カテゴリと呼び、標準のレポートで見られます。

自動で入る項目なので、設定を足さなくても数字が入っています。知りたいことごとに、見る場所は次のとおりです。

知りたいこと見るところ
デバイスごとの人数と割合「ユーザーの環境」の概要にある、デバイス カテゴリ別のユーザー数のカード
ブラウザ・OS・画面の解像度も含めた内訳「ユーザーの環境」の詳細レポート
ページや流入元のレポートを、スマホだけに絞る比較(モバイルのトラフィック用の比較が用意されている)

詳細レポートには、デバイス カテゴリのほかに、ブラウザ・オペレーティング システム・画面の解像度などの項目があります。特定のブラウザだけで数字がおかしいときは、ここで切り分けるのが近道です。

ユーザー単位で行動をまとめたり、行動の順番を条件にしたりしたいときは、探索のセグメントを使います。比較との違いはGA4のセグメントとは?3つの種類で数字が変わる理由と、比較との使い分けにまとめました。

割合は「何で数えた割合か」を確かめます

概要のカードは、デバイスごとのアクティブユーザー数を並べています。ここから出す割合は、アクティブユーザー数で数えた割合です。

セッション数や表示回数で数え直すと、割合が変わることがあります。

1人が何回来るか、1回で何ページ見るかは、デバイスによって違うことがあるからです。「スマホが7割」と言うときは、何で数えた7割なのかをそろえて話してください。

数え方この数え方での割合が表すもの
アクティブユーザー数どのデバイスで見ている人が多いか
セッション数どのデバイスからの訪問が多いか
表示回数どのデバイスで多くのページが開かれたか

表示回数とセッション数の違いは、PV数とは?セッション数との違いと、GA4で見るときの注意に整理しています。

もうひとつ、同じ人がスマホとパソコンの両方から来ると、2人と数えられることがあります。ログインの仕組み(User-ID)でユーザーを識別していないサイトでは、GA4はデバイスごとのIDでユーザーを数えるためです。

注意

ユーザー数の割合は「人の割合」ではなく、「デバイスごとに数えた人の割合」です。同じ人が両方を使っていると、両方に1人ずつ数えられます。

スマホとパソコンは、同じ指標を並べて比べます

スマホとパソコンの数字を比べるときは、比較を使って、同じ指標を同じ期間で並べます。片方だけのレポートを別々に開いて見比べると、期間や指標がずれやすくなります。

差を見つけたら、確かめる順番は次の3つです。

  1. サイト全体でも同じ差があるか(全体で同じなら、特定のページの問題ではない)
  2. 特定のページだけ差が大きいか(そのページのスマホでの見え方を疑う)
  3. 比べている期間の条件がそろっているか(長さ・曜日の並び)

1つ目を飛ばすと、デバイスの違いによる差を、ページの問題として読んでしまいます。エンゲージメント率の目安をどう扱うかは、GA4のエンゲージメント率とは?目安の数字をどう扱うかにまとめました。

ポイント

差を見つけたら、まず「全体でも同じ差か」。ページを直すかどうかは、その次に決めます。

スマホだけ低いページは、入口になっているかから見ます

特定のページだけスマホの数字が低いときは、そのページがスマホで入口になっているかから見ます。入口になっているなら、検索などから来た人が最初に見る画面です。

入口のページは、ランディングページのレポートで分かります。比較でスマホに絞って並べると、スマホでの入口の上位が見えます。

ランディングページの読み方はGA4のランディングページとは?表示回数の上位と一致しない理由に整理しました。

入口になっていて数字も低いページは、実際にスマホで開いて確かめてください。表が画面からはみ出していないか、ボタンが押しにくくないか、といった問題は、数字を眺めていても見えてきません。

とはいえ、デバイスごとに比較を並べて、先週との差を毎回たどるのは手間のかかる作業です。私たちが運営する週報AIは、GA4とサーチコンソールのデータをAIが毎週(ライトプランは月1回)自動で取得し、「今週何が変わったか・なぜか・次に何をすべきか」を専門用語を使わない日本語でお届けします。

よくある質問

GA4でデバイス別のアクセスはどこで見られますか?

標準のレポートの「ユーザーの環境」で見られます。概要のレポートにはデバイスの種類ごとのユーザー数のカードがあり、詳細のレポートではブラウザやOSも並べて見られます。ページや流入元のレポートをスマホだけに絞りたいときは、比較を使います。探索レポートを作る必要はありません。

デバイス カテゴリには何がありますか?

パソコン・モバイル・タブレットなどです。GA4がアクセスごとに自動で記録している項目なので、設定を足さなくても数字が入ります。

スマホとパソコンの割合は、何で数えた割合ですか?

概要のカードはアクティブユーザー数を並べているので、そこから出す割合はアクティブユーザー数で数えたものです。セッション数や表示回数で数え直すと、割合が変わることがあります。1人が何回来るか、1回で何ページ見るかが、デバイスによって違うことがあるためです。

同じ人がスマホとパソコンで見ると、2人と数えられますか?

2人と数えられることがあります。ログインの仕組みを使ってユーザーを識別していないサイトでは、GA4はデバイスごとのIDでユーザーを数えます。同じ人でも、端末が違えば別のIDになります。

スマホだけエンゲージメント率が低いのは問題ですか?

それだけでは判断できません。まずサイト全体でも同じ差があるかを見ます。全体で同じ差なら、特定のページの問題ではありません。特定のページだけ差が大きいときは、そのページをスマホで実際に開いて、読みにくい所が無いかを確かめます。

まとめ

  • デバイス別の数字は、標準のレポートで見られる。探索レポートを作らなくてよい
  • デバイス カテゴリはパソコン・モバイル・タブレットなど。GA4が自動で記録している
  • 割合を見るなら「ユーザーの環境」の概要、ほかのレポートをスマホだけに絞るなら比較
  • 概要のカードはアクティブユーザー数。セッションや表示回数で数えると割合が変わることがある
  • 同じ人がスマホとパソコンで来ると、2人と数えられることがある
  • 差を見つけたら、全体でも同じ差か → 特定のページか → 期間の条件の順で確かめる

スマホの数字が低いのを見つけたら、すぐにページを直す前に、その差がサイト全体のものか、そのページだけのものかを分けてください。直す場所は、そこで決まります。

サイトの数字を見るのをやめて、AIに読ませませんか?

この記事の運営者が開発した「週報AI」は、GA4・サーチコンソールなどのデータをAIが分析し、"次にやること"まで日本語レポートで届けるサービスです。

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