アクセス解析入門

サーチコンソールとアナリティクスの違い|数字が合わない理由

「サーチコンソールのクリック数は120なのに、GA4の検索からの訪問は90。どっちが正しいの?」

「アクセスの数字を見たいとき、サーチコンソールとGA4のどちらを開けばいいか分からない」

「2つとも入れたけれど、役割の違いがよく分からないまま使っている……」

サーチコンソールとアナリティクスの違いを調べて、そう迷った方に向けた記事です。

先に答えを書きます。サーチコンソールは検索結果の上、GA4はサイトに来たあとを見る道具です。

見ている場所が違うので、クリック数と訪問の数が合わないのは普通のことです。どちらかが間違っているわけではありません。

この記事では以下の3つを解説します。

  1. 2つが見ている場所と、数字の違い
  2. クリック数とセッション数が合わない理由
  3. 知りたいことごとの使い分け

読み終える頃には、知りたいことに合わせて、どちらの画面を開くかを決められるようになります。

なお、画面の配置や項目の名前は更新されることがあります。操作の手順は提供元のヘルプで確かめるのが確実です。

サーチコンソールは検索結果の上、GA4はサイトの中を見ます

サーチコンソールとGA4の違いは、見ている場所です。サーチコンソールはGoogle検索の結果の上で起きたことを、GA4はサイトに来たあとに起きたことを数えます。

項目サーチコンソールGA4
見ている場所Google検索の結果の上(押される前と、押された瞬間)サイトの中(来たあと)
主な数字表示回数・クリック数・クリック率・平均掲載順位セッション・ユーザー・イベント
数え方Google検索の側で数える各ページに置いたGoogleタグが数える
対象になる人Google検索から来た人だけ検索・SNS・広告・直接の訪問など、来た人すべて

サーチコンソールには、もう1つの役目があります。ページがGoogleに見つけられ、インデックスに登録できているかを確かめることです。

GA4には、この役目はありません。ページが検索に出ていない理由を探すときは、サーチコンソールを開きます。

それぞれの基本の見方は、サーチコンソールの使い方|検索の数字を次の一手に変えると、GA4の使い方|見るべき数字と「次の一手」の考え方にまとめました。

クリック数とセッション数は、数えているものが違います

サーチコンソールのクリック数とGA4のセッション数が合わないのは、数えているものが違うからです。クリック数は検索結果でサイトが押された回数、セッション数はサイトで始まった訪問の数です。

そのうえで、差が出る主な理由を4つに分けると、次の表のようになります。

差が出る理由サーチコンソールGA4
数える単位検索結果で押された回数サイトで始まった訪問の数
URLのまとめ方リンク先の正規のURLにまとめる訪問の最初に見たページのパスで数える
タグの有無タグに関係なく数えるGoogleタグが置かれたページだけを数える
届く時間最新の数字は確定前の値で、数時間で変わることがあるGA4に取り込むと、48時間後から使える

たとえば、同じ記事に別のURLから入れる場合、サーチコンソールは1つの正規のURLにまとめます。一方でGA4は、実際に開かれたページのパスごとに分けて数えます。

また、Googleタグを置き忘れたページは、検索で押されてもGA4には現れません。差が急に開いたときは、まずタグの抜けを疑います。

もう1つ、比べる相手を取り違えやすい点があります。GA4の「オーガニック検索」は、GA4が持つ検索サイトの一覧に当たる参照元からの訪問をまとめたもので、Google検索だけの数字ではありません。

サーチコンソールが数えるのは、Google検索の結果だけです。そのため、GA4の検索からの訪問とサーチコンソールのクリック数を並べると、ここでも差が出ます。

注意

2つの数字の差は、異常ではありません。比べるなら、それぞれの数字が前の期間からどう動いたかを比べます。

知りたいことで、開く画面を決めます

どちらを開くか迷ったら、知りたいことが検索結果の上か、サイトの中かで決めます。

知りたいこと開く画面
どの検索語で表示されているかサーチコンソール
検索結果で何位くらいに出ているかサーチコンソール
表示されたうち、どれだけ押されたかサーチコンソール
ページがGoogleに登録されているかサーチコンソール
来た人が、ほかのページも見たかGA4
問い合わせや申し込みまで進んだかGA4
検索以外(SNS・広告)からの訪問GA4

検索から来る人を増やしたいなら、両方を入れておくのが基本です。どの検索語で何位に出ているかはサーチコンソールにしかなく、来た人が成果まで進んだかはGA4にしかありません。

2つを並べると、どこで止まっているかを探せます

2つの数字を並べて読むと、検索結果とサイトの中のどちらで止まっているかを探せます。

並べたときの形疑う場所
表示回数は増えたのに、クリック数が増えない検索結果の上(タイトルや説明文が選ばれていない)
クリック数は増えたのに、問い合わせが増えないサイトの中(来たあとの案内や中身)
表示回数そのものが減った順位やインデックスの状態(サーチコンソールで確かめる)

どれも「疑う場所」の目安で、原因を決めつけるものではありません。ただ、片方の数字だけを見ていると、この切り分けができません。

GA4の中でサーチコンソールの数字を並べる方法は、GA4とサーチコンソールの連携|何が見えて、何が見えないかで扱っています。つないでも、GA4で組み合わせられる項目はランディング ページ・デバイス・国に限られます。

ポイント

サーチコンソールで「押されるまで」、GA4で「押されたあと」を見る。この順番で読むと、どこを直せばいいかの見当がつきやすくなります。

とはいえ、2つの画面を開いて前の週と見比べるのは手間のかかる作業です。私たちが運営する週報AIは、GA4とサーチコンソールのデータをAIが毎週(ライトプランは月1回)自動で取得し、「今週何が変わったか・なぜか・次に何をすべきか」を専門用語を使わない日本語でお届けします。

よくある質問

サーチコンソールとアナリティクスの違いは何ですか?

見ている場所が違います。サーチコンソールはGoogle検索の結果の上での数字(表示回数・クリック数・掲載順位)を、GA4はサイトに来たあとの数字(セッション・ユーザー・イベント)を見ます。

サーチコンソールのクリック数と、GA4のセッション数が合いません。

合わないのが普通です。クリック数は検索結果で押された回数、セッション数はサイトで始まった訪問の数で、数えているものが違います。URLのまとめ方や、GA4のタグが置かれているかでも差が出ます。

どちらか片方だけ入れておけば足りますか?

見たいことによります。どの検索語で何位に出ているかはサーチコンソールにしかなく、来た人が問い合わせまで進んだかはGA4にしかありません。検索から来る人を増やしたいなら、両方を入れておくと読み分けられます。

GA4の中でサーチコンソールの数字を見られますか?

見られます。2つをつなぐと、GA4に検索の数字のレポートが2つ加わります。ただし、サーチコンソールのデータは集められてから48時間後に使えるようになるので、直近の日付は空に見えることがあります。

数字が合わないとき、どちらを信じればいいですか?

どちらも正しく、数えているものが違うだけです。検索結果での動きはサーチコンソール、サイトの中の動きはGA4で読み、2つの差そのものより、それぞれの前の期間からの増え方・減り方を比べます。

まとめ

  • サーチコンソールは検索結果の上、GA4はサイトの中を見る道具
  • サーチコンソールの数字は表示回数・クリック数・クリック率・平均掲載順位。GA4はセッション・ユーザー・イベント
  • クリック数とセッション数が合わないのは普通。数える単位・URLのまとめ方・タグの有無・届く時間が違う
  • 検索語・順位・インデックスはサーチコンソール、来たあとの動きと成果はGA4で見る
  • 2つを並べると、検索結果とサイトの中のどちらで止まっているかを探せる

数字が合わずに迷ったら、まずその数字が検索結果の上のものか、サイトの中のものかを確かめてください。見ている場所が分かれば、どちらの画面で続きを読むかも決まります。

サイトの数字を見るのをやめて、AIに読ませませんか?

この記事の運営者が開発した「週報AI」は、GA4・サーチコンソールなどのデータをAIが分析し、"次にやること"まで日本語レポートで届けるサービスです。

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