アクセス解析入門

GA4は無料で使える?有料の360との違いと、無料版の上限

「GA4は無料で使えるのだろうか」

「有料版があると聞いたけれど、何が違うのか」

「無料のままで、困る上限はあるのか」

GA4の「無料」を調べて、この記事にたどり着いた方に向けた記事です。

先に答えを書きます。標準のGA4は無料です。有料なのは、大企業向けの「Google アナリティクス 360」です。ただし、無料の標準版にも、イベントの収集やBigQueryの書き出しなどに、決まった上限があります。

この記事では以下の3つを解説します。

  1. 標準のGA4が無料だと、公式のどこに書かれているか
  2. 有料の360との違い
  3. 無料版の上限

読み終える頃には、自分が無料のままで足りるかを、確かめる順番が分かります。

なお、上限の数字や画面は更新されることがあります。数字は、提供元のヘルプで確かめてください。

標準のGA4は、公式のページで「無料」と書かれています

標準のGA4が無料だという根拠は、公式のページに2か所あります。

  1. Google マーケティング プラットフォームの製品ページ: 「Google アナリティクスの無料のツール」と書かれている
  2. Google アナリティクスのヘルプ: プロパティの標準版を「標準版(無料バージョン)」と書いている

もう1つ、料金の画面の説明があります。Google マーケティング プラットフォームのヘルプには、利用状況の表で、スタンダードのプロパティの請求対象ヒット数は0、と書かれています。

標準のGA4は無料です。有料の話が出てくるのは、360のほうです。

有料の360は、大企業向けの別の契約です

Google アナリティクス 360は、公式のヘルプで、GA4の有料のエンタープライズ版とされています。大企業向けに設計されていて、標準バージョンより高い上限と高度な機能を備える、と書かれています。

360にアップグレードするには、公式のヘルプによると、アカウント担当者に問い合わせるか、Google アナリティクス パートナーに連絡します。360の金額は、確かめた範囲の公式のページには載っていませんでした。この記事でも、金額は書きません。

もう1つの違いは、サービスレベル契約です。公式のヘルプには、360のプロパティには、360のサービスレベル契約が適用される、と書かれています。

項目標準(無料)360(有料)
費用無料有料(金額は公式のページに載っていない)
上限決まった上限がある標準より高い上限(一部)
契約の窓口不要アカウント担当者かパートナー

360でも、すべての上限が上がるわけではありません。公式のヘルプには、イベントやパラメータの文字数の制限は、引き上げの対象外と書かれています。

無料版にも、決まった上限があります

無料の標準版にも、上限があります。上限は、プロパティごとに適用されます。公式のヘルプで確かめられるものを、表にまとめます。

上限公式のヘルプに書かれていること
イベント・パラメータ・ユーザー プロパティの収集上限を超えるものは記録されない。たとえば、26件目以降のユーザー プロパティや、40文字を超えるイベント名は処理されない
BigQuery Export標準プロパティは、1日の上限が100万イベント
プロパティの大きさ収集して処理したイベントの数で、プロパティが分類される。数は、過去31日間のデータで測る
「大」になったとき標準プロパティは、イベント単位のデータ保持が自動的に2か月に短縮される

BigQueryへの書き出しは、書き出し先として、BigQueryの無料インスタンス(サンドボックス)を使えます。ただし、サンドボックスの制限を超えるエクスポートには、料金が発生します。

月あたりのイベント数の上限を書いた文は、確かめた範囲では見つかりませんでした。代わりにあったのが、上の「大」の分類です。基準の数字は、公式のヘルプで確かめてください。

「大」に近づいたときの知らせも、公式のヘルプに書かれています。週あたりのイベント数に基づいて上限に近づくと、すべてのプロパティ管理者に警告メールが送信されます。上限に達すると、データ保持設定が短縮されたことが、改めてメールで通知されます。

自分のサイトが「大」に近いかは、この記事では測れません。GA4のイベント数で確かめます。見方は、GA4のイベント数とは?セッション数との違いと増減の読み方にまとめました。

「料金と利用状況を確認する」のページは、360の請求画面の説明です

「GA4 無料」で検索すると、公式のヘルプの「料金と利用状況を確認する」というページが出てくることがあります。このページは、Google マーケティング プラットフォームのヘルプです。

中身は、お支払い料金情報を管理して、サービスの利用状況のモニタリング、請求書の確認、注文の追跡を行う画面の説明です。無料版の利用状況を見る方法が書かれている、とは書かれていません。

無料のままで足りるかを確かめるには、料金の画面ではなく、上の表の上限を、自分のGA4の設定と見比べます。保持期間の設定は、GA4のデータ保持期間|2か月のままだと何ができなくなるかで扱っています。探索で出る数字の制限は、GA4の探索レポートとは?7つの手法と、使う前に知っておく制限にまとめました。

とはいえ、上限に当たっていないかを、自分でときどき確かめるのは手間のかかる作業です。私たちが運営する週報AIは、GA4とサーチコンソールのデータをAIが毎週(ライトプランは月1回)自動で取得し、「今週何が変わったか・なぜか・次に何をすべきか」を専門用語を使わない日本語でお届けします。

よくある質問

標準のGA4は、ずっと無料ですか?

標準のGA4は無料です。公式の製品ページに「無料のツール」とあり、ヘルプにも「標準版(無料バージョン)」と書かれています。有料なのは、大企業向けのGoogle アナリティクス 360です。

有料の360はいくらですか?

公式のヘルプには、金額は載っていません。360へのアップグレードについては、アカウント担当者かGoogle アナリティクス パートナーに問い合わせるよう案内されています。金額は、この記事では書けません。

無料版に制限はありますか?

あります。公式のヘルプには、イベント・パラメータ・ユーザー プロパティの収集の上限や、BigQuery Exportの1日100万イベントの上限が書かれています。収集して処理したイベントが増えて「大」に分類されると、標準プロパティはイベント単位の保持が自動で2か月に短縮されます。

BigQueryへの書き出しも無料ですか?

書き出し先として、BigQueryの無料インスタンス(サンドボックス)を使えると、公式のヘルプに書かれています。ただし、サンドボックスの制限を超えるエクスポートには料金が発生します。標準プロパティの1日の上限は100万イベントです。

まとめ

  • 標準のGA4は無料。公式の製品ページに「無料のツール」、ヘルプに「標準版(無料バージョン)」とある
  • 有料なのはGoogle アナリティクス 360。大企業向けで、標準より高い上限と高度な機能を備える。金額は公式のページに載っていない
  • 無料版にも上限がある。イベントの収集・BigQuery Export(1日100万イベント)・プロパティの大きさ(過去31日間のイベント数で「大」になる)
  • 標準プロパティが「大」になると、イベント単位の保持が自動で2か月に短縮される
  • 「料金と利用状況を確認する」のページは、360の請求画面の説明

無料のまま使うなら、まず自分のGA4が、上限のどれに近いかを確かめてください。近いものが分かれば、360を問い合わせるかどうかも決まります。

サイトの数字を見るのをやめて、AIに読ませませんか?

この記事の運営者が開発した「週報AI」は、GA4・サーチコンソールなどのデータをAIが分析し、"次にやること"まで日本語レポートで届けるサービスです。

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